2013年10月18日金曜日

東京国体、韓国ワールドカップ

スポーツ祭東京国体2013山岳競技終了

10月4,5,6日、東久留米市スポーツセンターで東京国体山岳競技が行われ、千葉県からは成年男子、成年女子、少年男子の三種別が出場しました。

大会二日目は一日中雨が降り続き、屋外の仮設壁で行われたリード競技成年男女予選の実施が危ぶまれましたが、関係者の懸命の努力で、競技開始が一時間、終了が二時間ほど予定より遅れたものの無事に終了。
三日間で4種別のリードとボルダリングの2種目の予選と決勝の競技がすべて実施され、多くの観客の応援の中で選手が日頃鍛えた練習の成果を発揮して熱戦が繰り広げられ、大会は成功裏に終了しました。

千葉県選手の成績は以下の通りでした。

成年男子 監督:阿部雅史、選手:羽鎌田直人、村井隆一、トレーナー:丹治信志
       リード7位(予選3位タイで決勝進出)
       ボルダリング11位
成年女子 監督:羽鎌田裕子、選手:目次容子、飯田あづみ、トレーナー:西谷善子
       リード2位(予選3位で決勝進出)
       ボルダリング5位(予選5位で決勝進出)
少年男子 監督:大井将生、選手:島谷尚季、飯田譲、トレーナー:阿久津奈那 
       リード2位(予選1位で決勝進出)
       ボルダリング4位(予選1位タイで決勝進出)
       総合コーチ:飯田ゆか

千葉県の今年のメンバーは、関東ブロック3位で惜しくも本国体に出場できなかった少年女子もそうでしたが、全種別が一名ずつ選手が入れ替わった新しいペアです。

全国からは4種別出場したチームが、開催地東京とストレート出場の北海道を含めて8チームあり、男女総合成績(天皇杯得点)では地元東京と隣県埼玉が87点(参加点10点を含めて97点)で同率1位、千葉は12点差の75点で3位、女子総合成績(皇后杯得点)は東京が78点で1位、千葉は成年女子のみの33点で6位に入賞。

3種別での総合成績争いは厳しさが予想されましたが、結果的には大混戦となり、男女総合の優勝得点は山岳競技がリードとボルダリングの2種目になった大分国体以降の最少得点で、千葉県も予選の成績がもしそのまま決勝の成績となっていれば優勝できる得点でした。

男女総合5連覇こそなりませんでしたが、選手は練習を重ねてよく頑張りました。
来年は再び4種別の出場で男女総合、女子総合のダブル優勝を目指して頑張りますので、会員の皆様のご支援、ご協力をよろしくお願いいたします。
                                                

成年男子リード(左:羽鎌田直人、右:村井隆一)

成年女子リード(左:目次容子 右:飯田あづみ)
少年男子リード:飯田譲
少年男子リード:島谷尚季
男女総合第3位
女子総合第6位

千葉県選手団 お疲れ様でした!!!


  

(写真;目次俊雄)

IFSCワールドカップ リード第5戦 韓国・モッポ大会

10月11,12日の二日間、IFSCワールドカップのリード第5戦が韓国のモッポで開催され、日本からは男子5名、女子4名の選手が出場、千葉県からは16歳の島谷尚季選手(幕張総合高校2年)が初めてワールドカップに出場しました。

会場は、モッポ(木浦)市内にあるインターナショナルクライミングセンター。
 成田空港から仁川空港までは2時間半のフライトで時差もなく快適ですが、仁川空港からモッポまではバスで約4時間半の長距離移動。

宿舎は会場までバスで15分以内にあるインターナショナルフットボールセンター。人工芝で照明付きの立派なサッカーグラウンドが10面はあろうかという立派な施設の横の大きな宿泊施設に全選手と役員が宿泊。合宿中のサッカー選手たちも一緒でした。

フラッシュ2本の予選は日本選手全員が通過して26名のセミファイナルに進出。
島谷選手も2本共に完登して17名の1位タイで通過。女子予選の2本完登者は9名。

島谷選手はセミファイナルで過去何度も世界一になっているスペインの強豪ラモンジュリアンと10位タイで日本選手2番目の成績、大健闘のワールドカップデビューを果たしました。

ファイナルでは男子は昨年の年間チャンピオン安間佐千がセミファイナル5位からの逆転優勝。
女子は、昨年のこの大会優勝者の地元キムジャーインと昨年の年間チャンピオンで印西でも優勝したスロベニアのミナマルコビッチが予選からファイナルまで4本をすべて完登し、ファイナルのタイム差でミナが優勝。ファイナルに3名が進出した日本選手は小田桃花が3位、野口啓代が7位、大田理裟が8位。

日本選手は2名が表彰台に上がり、安間選手は年間ランキングでトップに立ち、残り3戦(中国、フランス、スロベニア)での2年連続年間チャンピオン獲得に期待がかかります。
宿舎と会場を結ぶシャトルバス

宿舎内の食堂

会場のモッポインターナショナルクライミングセンター 左端が高さ15mのスピード壁。3面のリード壁は、中央が幅10m法面22m、左右が幅5m法面19m、垂直の高さ約16m


大型スクリーンは二台(もう一台は右の壁の蔭に隠れてます)
屋外壁の右横の奥の建物内にある屋内壁をアップ、アイソレーションに使用

選手は下部でのトラバースもリードでのアップも可能
予選のデモビデオを見る選手達
用意された水、スポーツ飲料、バナナ、リンゴ、キャンディー、クッキーなど
外には体験クライミング、食事エリアなど



 昨年のアトラクションは韓流スター、今年は女性による太鼓
オープニングセレモニーの舞台

二日目朝、セミファイナルからはオンサイトのため壁にはシートが

セミファイナルの島谷尚季①

セミファイナルの島谷尚季②
セミファイナルの島谷尚季③
セミファイナルの島谷尚季④
女子優勝ミナマルコビッチ、2位キムジャーイン、3位小田桃花




男子優勝安間佐千、2位ミンヒュンビン、3位ショーンマッコル

(写真:目次俊雄)


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